かしいかえんは歴史が長い遊園地で、突然の閉園発表に驚いた人も多いと思います。
閉園が決まった後、閉園後の跡地がどのように利用されるのかは、かなり気になりますよね。
過去の事例を参考に、かしいかえんの閉園後、跡地がどのように利用されるのか?を考えてみました。
かしいかえん閉園後の跡地はどうなるの?
かしいかえん閉園後の跡地利用については、現在のところ、詳しい方針は決まっていません。
しかし、遊園地の閉園・跡地利用については、福岡県でもいくつか事例があるので、それらを参考にしながら考えることができます。
まったく外れるかもしれませんが、少子化や地方での暮らしの今後を考える上で、よりよく生きるためのキッカケになればいいなと思います。
そもそも「遊園地の跡地」はどんな風に利用されてきた?
まずは、一般的に、遊園地の跡地がどのように利用されるのか?
この点については、近年まで、遊園地の跡地利用は「施設を全面撤去し再開発する手法」が主流でした。
しかし、最近では、今後人口減少が予想される大都市圏以外の地域では「再開発より施設の再活用した跡地利用」も検討されることが多くなっています。
このことを踏まえて、2つの事例をおさらいしてみます。
まだ閉園が記憶に新しい「スペースワールド」と、「かしいかえん」と同じ事業者が運営していた「到津遊園」の2例です。
これらの閉園後の跡地利用を通じて、かしいかえんの閉園後の跡地利用がどのようになるかを想像してみたいと思います。
跡地利用の参考例:スペースワールド
スペースワールドは、同じ福岡県(北九州市)にあった遊園地です。
2017年に閉園してしまいました。
跡地をどうするのかが問題になってましたが、2022年にイオンモールがオープンする予定だそうです。
市街地にあって、アクセスしやすい場所だったことから、再利用もしやすい環境だったのかもしれませんね。
跡地利用の参考例:到津遊園
到津遊園は、同じ福岡県(北九州市)にあった遊園地です。
2000年に閉園しましたが、市民の署名運動をきっかけに、運営が北九州市都市整備公社に代わり、到津の森公園として再開園しました。
事業者が「かしいかえん」と同じ、西日本鉄道が運営していました。
かしいかえんの跡地はどう利用される?
「かしいかえん」は市街地にあり、都市高速や電車も利用できる、アクセスの良い場所にあります。
実際、かしいかえんの周辺はかなり住宅が多く、景色もよくて人気のエリアです。
スペースワールドの例のように、大規模商業施設として利用されるのも可能性大と思うのですが、すでに近くにイオンモールがあります。
すると、到津の森公園のように、市民に愛される公園のような利用方法も可能性としてはあるかもしれません。
ただ、前述のように、「周辺はかなり住宅が多く、景色もよくて人気のエリア」です。
もしかしたら、「かしいかえん」の思い出を残しながら住めるような「新しい街」の開発が進むかもしれません。
いずれにしても、周辺に住む住民の方々や、「かしいかえん」を愛してきた方々、多くの人が納得できる跡地利用を検討してほしいと思います。
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感想
新しい商業施設ができたり、駅ができたりすると、土地の価格が上がったり、マンションの価格が上がったりします。
反対に、跡地の利用が適切に行われず、廃墟になって治安が悪くなったりすると、生活の質が低下したりします。
跡地の再利用は、個人の「関係ない」と思っていても、意外と影響を受けるものです。
今回は、かしいかえんの跡地利用について考えてみました。
今は近くに住んでいませんが、思い出がたくさんある特別な場所なので、跡地の利用には注目しています。
かしいかえんの閉園は寂しいですが、閉園後は、是非魅力のある新しい場所へと生まれ変わって欲しいな!と思いました。