知的な活動で幸せを感じる生き方

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知的な活動で幸せを感じるという考え方は、とても良いものだと思う。自分の不得手を、幸せに出来ない分野では生きていけない。しかし、この姿勢には、少なからずの欠陥があると思う。例えば、一箇所でも欠けている分野があれば、それを埋めなければならない。

これは、現代人が「これは出来ない」というような部分を、数多く抱えている場合に多く感じる。本当は、それが個性であり、芸術であれば、補えるだろう。

しかし、現代人においては、自我を満足させようとすると、どうしても、欠けている部分を埋めなければ、気がすまない。例えば、「国語が苦手だ」と決め付けて、英語の文章を大量にこなして、成績を上げようとする。

これは、一見、とても健全に見える。しかし、それでは、欠けた部分が「国語」であることを否定してしまう。そうなると、別の「国語」は出来るのだろうかと、思ってしまうのだ。多くの現代人は、「現実世界」と言うものが、不得意である。そして、現実が嫌いである。

知的な活動で幸せを感じられない場合の対処法は、ただ知的好奇心を満足させる方法はありません。行動でのコミットメントに他なりません。まずは自分が知的好奇心を抱くものであるか、また自分で明確なゴールを設定すると良いですね。