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スマホ依存の中学生が心の不調を訴えることが多くなる理由
スマホ依存の中学生が心の不調を訴えることが多くなる理由
スマホ依存の中学生が心の不調を訴えることが多くなる理由は、パソコンやスマートフォンを使う時間が長くなると自律神経のバランスが崩れるためです。自律神経は交感神経と副交感神経の2つが協調して働くことで、心身をコントロールします。交感神経が優位になると血圧が上昇し、心拍数も増加します。
交感神経が働いていると、視床下部にあるホルモン分泌を司る部分が出す信号がスムーズに送信されず、うつ病や自律神経失調症が発症するリスクが高まります。中高生のほとんどがスマートフォンやパソコンを使用する時間に比例して、うつ病を発症しやすく、偏頭痛や不眠症などを併発するリスクも上がります。偏頭痛や不眠症の対策をするためには、脳に酸素を行き渡らせることが大切です。
スマホの電源を切り、セロトニン増加につながる食材を摂取することが効果的です。セロトニンはトリプトファンという必須アミノ酸から作られる物質で、必須アミノ酸は肉類や牛乳・チーズなどの乳製品、大豆製品、ナッツ類などに含まれています。
スマホ依存の中学生が心の不調を訴えることが多くなった場合の対処法
スマホ依存の中学生が心の不調を訴えることが多くなった場合の対処法は、まずはスマホは1日1時間だけ使用し、それ以外のお昼寝や勉強の時間には、スマホを離して親子でじっくり話しあうことが大切です。親は、スマホについて子どもが誤解している「良くない使い方」の説明や「スマホを使いこなせるように導く」という観点から親がやるべきことを考えておきましょう。そして、スマホ依存を克服するためには、スマホの代わりに何か熱中できることや好きなことを見つけてほしいという親の本音も話しておいてほしいです。
ただダラダラとスマホやゲームばかりしていても、気持ちはすこやかになるはずがありません。スマホを今すぐ取上げられたくない、スマホを充電させたいばかりに早くゲームをしたいから今少し我慢しようなど親子でとことん話し合い、理解し合うことが大切です。
そして、どんなに大切なことがあっても、2時間や3時間で充電がなくなってしまうスマホを持たせながら、ゲームやマンガやDVDや本を読ませるのは、NGです。