小学生のプログラミング教育必修化で、子供のプログラミングに関心を持っている家庭は多いと思います。
子供専用のパソコンがあると、プログラミングの勉強は確かにやりやすいですが、果たして小学生の低学年からパソコンが必要でしょうか?
子供専用のパソコンの購入理由について、以下のようなデータがあります。ちなみに、子供専用のパソコンを実際に購入する場合は、やはりノートPCが人気なんだそうです。
「教育上のメリットのため(成績アップ、学校教育、プログラミング学習、STEM教育の一環、将来に備えて)」79%
「インターネット」55%
「音楽・動画視聴」33%
「ゲーム」24%
子どもPCの購入、教育上のメリット意識…ノート型が最多
いま、自宅にパソコンがある家庭は少なくないと思いますが、子供専用となると必要かどうか迷ってしまいますよね。子供が上手に使いこなせるかわからないし、出来るだけ価格を抑えたい。結局、何がよいか考えているうちに先延ばし・・・、そんな家庭も多いかと思います。
私も、早くから子供と一緒にプログラミング教育を経験してきたので、子供専用のパソコンが必要かどうかは何度も考えてきました。自分のパソコンを使わせたり・使わなくなったPCをリニューアルしたりして学び続けてきた経験をふまえて、子供用のパソコンを格安で入手する方法を紹介したいと思います。
子供専用のパソコンを格安で準備する方法
中古のパソコンを格安で購入する
中古パソコン、すごく安いです!
確かに、中古なので新品とは違った都合がありますが、子供用と考えれば十分なスペックの品が見つかると思います。ネットの専門店で探せば、スペックやメーカー・価格帯で絞り込むことができるので、大変便利。子供用なら十分かな?と思います。
使わなくなったパソコンをLinuxでリニューアルする
自宅で使っているWindowsパソコンがすごく遅くなって、「処分しようかな?」と思っているPCがあれば、それを子供用に使うのも良い手段です。ただし、そのままだと子供が使うのにもストレスですから、OSをLinux(リナックス)に置き換えてあげると、まだまだ使えるPCが多いです。
もうサポートが切れたWindous7を人気のUbuntu(Linux)で復活させるというのも、全然アリ!だと思います。
Linuxは、小学生のプログラミング教育で注目されているOSです。使い勝手は、Macに近いかも。なんといっても無償のOSなのでWindowsのようにお金がかからない、そして動作が軽量というのが魅力です。
私は、アカデミック寄りの仕事をしていますが、理系の大学ではLinuxをよく使うので、STEAM教育の一環としても相性が良いと思います。ちなみに、私は公私ともにLinuxを使っています。
安いパソコンを購入する
中古パソコンはすぐに壊れないか心配、パソコンはWindowsじゃないとわからない。でも安くて良いパソコンを購入したい・・・、実は探せばあるんです。
いままで、中古パソコンや自作PCが普通だった私にとって、家電量販店のPCは本当に高いです。使い方も、インターネット・オフィス・SNSくらいなら、もっと安いPCでも充分。子供のプログラミング教育用だって高いスペックは必要ありません。ぜひ、ネットで安いPCを探してみてくださいね。
こちらは、ある専門誌でコスパ最強ノートPCとして紹介されていた1品。CPUもパワフル、キーボードも10キーまでついてる使いやすさ、さらに光学ドライブつき。価格、要チェックです!!
HP 15-db0000 Windows10 Home 64bit
ラズベリーパイで簡易PCを自作する
名刺サイズ大の小さな1枚の基板ラズベリーパイには、CPUやパソコンを構成するハードウェアがきちんと詰め込まれていて、パソコンとして使えるインターフェイスを備えています。
SDカード、電源、ディスプレイ、キーボード、マウス等を用意して組み立てれば、Linuxパソコンとして動作させることが可能です。ただし、Linuxの知識が必要なので、そのへんに詳しい大人が面倒をみてあげる必要があるかもしれません。
そこまでして、ラズベリーパイを使う理由は、本来、ラズベリーパイが学校でのコンピューター教育を目的に開発されたもので、価格が数千円で驚くほど格安であること。あと、パソコンの仕組みを勉強できるので、プログラミング教室でロボット動かすのに夢中というようなコンピューター少年・少女には最適かも。
我が家のプログラミング学習
余談ですが、我が家の子供専用パソコン・プログラミング学習について紹介したいと思います。
我が家では、早くから子供と一緒にプログラミングを学んでいたので、子供専用パソコンを準備しようと考えていました。
しかし、実際にプログラミング教育をはじめてみると、一番困ったのはタイピングでした。学校でローマ字を習っていても、キーボードで入力するのはなかなかハードルが高いです。せっかくプログラミングの練習をしていても、キーボード操作やマウスの操作などプログラミングと関係ないところで戸惑うことが多いです。
結局、進研ゼミのチャレンジタッチでプログラミングのレッスンがスタートして状況が一変します。いろいろ準備しなくても、いつものチャレンジタッチを使って、プログラミングの勉強をできるようになりました。チャレンジタッチのOSはアンドロイドなので、画面タッチで簡単に操作できます。これなら、画面上でブロックのプログラムを組むのも楽々です。プログラミングの勉強にも集中できます。
ということで、プログラミングの「勉強」はタブレット(専用アプリ)で学んで、IT活用という部分では親のパソコンを少し触らせてドキュメント(学校の課題:理科の観察日記のテンプレートなど)を作らせたりする、そんな感じで子供のIT教育を進めています。
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小学校でのプログラミング教育を、子供達もとても楽しみにしています。今後、小学校でのプログラミング教育の様子をみながら、いろんなことにチャレンジしながら試行錯誤していきたいと思っています。
進研ゼミ小学講座の「チャレンジタッチ」での学び方や詳しい内容は、公式サイトでチェックしてみて下さいね!