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自分で工夫するチカラ
子どもが自分で工夫するチカラを伸ばすという考え方
子どもが自分で工夫するチカラを伸ばすという考え方は、創造性を身につけるという点で、非常に重要なポイントです。
また、子どもたちは自分が動いたことで、ものが動いていく様子に心を動かされたり、その過程をすごく楽しいと感じ、感動したりするわけです。それが、学習への意欲や主体性・創造性を引き出すなど、さまざまなメリットを生み出す原動力にもなります。つまり、ものづくりの土台は「子どもを自由にさせる」ことにあります。
それは、現代の学校教育の重要な課題のひとつであり、学校づくりの重要なテーマなのです。学校デザインの世界では、創造性や学習意欲といったところに焦点を当てた学校づくりが目指されています。
私は、楽しみながら子どもたちが工夫するチカラを引き出し、子どもたちに創造性や主体性を育めたらいいなと思っています。いわば、子どもを自由にさせ、子どもにある種、挑戦させる機会をどう与えるか?に関心があるといってもいいでしょう。
そういった意味で、学校は子どもたちにとっての「学びの場」である一方、「ファシリテーター」でもあるんです。子ども一人ひとりの創造性を引き出し、自由に創作させる。その流れを整えてあげる役割です。
子どもが自分で工夫するチカラを伸ばすオススメの方法
子どもが自分で工夫するチカラを伸ばすオススメの方法は、親が準備している間に自分でいろいろ遊ばせてあげることです。
なかには、外で遊ぶことそのものを否定する親もいるようですが、かといって、親の側が「こんなに楽しみにしているんだから」「もっと子供らしく遊んであげなきゃ」と過剰な期待をかけると、子供を逆に苦しめてしまいます。
親が「これでいいんだ」と気楽に構えていると、子供も前向きに物事を受け止めることができます。また、子どもというのは、大人が思っている以上に自分の中にたくさんの引き出しを持っています。
たくさん遊ばせて「子供らしい遊び」というものを身につけさせていくと、さらに多くの経験ができるため、将来の可能性が広がります。また、子どもと一緒に考えて「これはどうかな?」などとひらめくのも醍醐味の1つですね。
子どもと一緒に遊べる楽しさも感じることができるはずです。できるだけ多く子どもと接するなかで、普段の関わり方を振り返ってぜひ親子で楽しめばいいんです。これが見逃せないポイントだと思います。