子育て365.com です。
「朝食を毎朝必ず食べる子どもは、朝食を抜いている子どもに比べて、学力が高い」。ズバリ言われてしまえば、10分でも早く起こして「しっかり食べさせよう」と思ってしまう単純さ。自分のことを笑ってしまいそうです。共働きが影響してか、子供の生活リズムも少し乱れがち。朝は時間がなくて、バタバタ食べさせることが多い朝食ですが、一度しっかり考えてみたいと思います。
朝食と子どもの学力の関係

子どもの成績を上げるために、「勉強をしなさい!」と言うよりもよっぽど効果的な方法があります。それは、朝食に気をつけることです。
出典:東洋経済オンライン
「朝食メニューと成績」の意外に密接な関係 IQが高い子は「菓子パンよりご飯」
子どもにとって、朝食はとても重要です。朝ごはんをしっかり食べると、学力や体力が向上すると言われています。脳の活動に必要なエネルギー源は「ブドウ糖」です。「成長著しい子どもの脳は大人の2倍ほどブドウ糖を必要とする」と言われています。しかし、脳にはブドウ糖をほとんど蓄積できません。夕食から長い時間が経過した脳や身体は、エネルギーが大変不足した状態にあります。学校で朝から元気に活動するためには、バランスの良い朝食が必要なのです。
より良い朝食を目指すなら、血糖値の上昇度合いに気をつけると良いと思います。血糖値の乱高下は、「眠気や空腹感・集中力の低下」を招きます。脳をベストコンディションに保つには、血糖値の変化を昼食まで緩やかにコントロールする必要があります。その効果を期待できるのが「低GI食品」の食事と言われています。GIは、血糖値の上昇の度合いを表す数値。その度合いが急激であればあるほどGIは高く、緩やかであればGIは低く表示されます。
発芽玄米の朝食 パパ・ママにも良いことがあるかも

参考にしたのは、『週刊文春 2018年 5/10 号』の「老けない『最強』の主食 ベスト8」という特集記事。「老けない主食」「美肌効果・白髪&抜け毛予防」「肥満予防 食物繊維が豊富な主食」の3部門でランキングを発表しています。
どの部門においてもランクインしていたのが、「玄米(とくに発芽玄米)」と「ライ麦パン」。一方で、避けたい主食として「コーンフレーク」や「うどん」「菓子パン」などが挙がっていました。血糖値の上昇度合いやビタミン・ミネラルの豊富さ、老化の原因になると言われるAGEなどで、評価・解説が行われています。
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子育てパパ・ママは、健康について気になることが増えてきた方も多いのでは? 私も、最近、炭水化物を控えめにするように心がけています。なかなか継続できないのが悩みですが、主食を見直せば、無理なく続けられるかもしれません。週に数回でも、精製された白いパンや白米から、玄米やライ麦パンに変えても効果があるそうです。まずは、無理せずに「休日のごはんを玄米に」というのもアリかもしれませんね。
玄米を使ったご飯に挑戦!

玄米を炊くには、圧力鍋を使うのがオススメ。圧力鍋の場合、水加減は玄米の2〜3割増、浸水時間は1〜2時間程。炊飯器で炊く場合は、「玄米モード」があれば便利。浸水時間は、水を吸うのに時間がかかるので6時間前後が目安です。
普段の白いごはんを玄米に変えてみる。でも、せっかくなら、もっと美味しく玄米を楽しむ方法も知りたいですよね。玄米を使ったレシピ本を紹介します。
うちの玄米ごはん」
「玄米の美味しい炊き方」や「玄米ごはんの保存方法」はもちろんのこと、「玄米に合うおかず」や「玄米を使ったご飯料理」などが紹介されています。あわせて、白米ならではの料理紹介も。おかずとご飯ものは分けて載せてある方が読みやすそう、とも思いましたが、何れの料理も美味しそうで参考にしたい1冊です。
まとめ 子どもの学力を食事でサポートしよう!
子どもの学力と朝食には密接な関係がありそうです。朝食をきちんと食べる、血糖値の急激な変動が起きないように食べ方を工夫することを意識すれば、より良い成績に結びつくかもしれません。食事の内容を見直すなら、家族全員の健康も意識したい。主食を玄米にすることで、パパ・ママの気になる健康にも役に立つかもしれません。朝は忙しいので、まずは週末から試してみるのも良いかもしれませんね!