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子どもに名作文学を読ませる
子どもに名作文学を自分で読ませるという考え方
子どもに名作文学を自分で読ませるという考え方は、個人的にはあまり賛成できないものの、現実的にはこれ以外にもたくさん児童文学がありますし、読書嫌いを克服する手立てとしての読み聞かせはどうなのか、と疑問に思ったり、疑問を投げかけたりしている人はネット上でもたくさんいます。私もしげしげと読ませようとしていませんが、まったく読まないよりはいいだろう、という考えです。
ただ、昨今は一部の親も含めて、児童文学の大量消費という傾向がここ数年続いている気がします。これは大いに憂慮すべき事態なのではないかと私は思っています。
しかし、それを言うなら、作家も読者も児童文学の「消費」により豊かな時代を築いてきた、とも言えるのではないでしょうか。あまり厳しいことをいうのはやめましょう。ただ、子供向けの長編小説が、こんなに売れたのは本当につい最近のことだったのです。
そして、子供の読書を奨励するあまり、大人向けの作品が軽く扱われて、心ない大人の評価の下にあってもきたわけです。それが本当に正しいのか、私は疑問をまだ捨てきれていません。
子どもに名作文学を自分で読ませるオススメの方法
子どもに名作文学を自分で読ませるオススメの方法は、その作品を子供がわかりやすく読みやすいように書き直してあげることです。逆に作者からすれば、自分がまだ幼児の子どもに対して本を薦めるのが非常に億劫になります。
そして大人が子どもの本の世界を傷つけてしまうのではないかと怖くなってきます。それだけに、子どもが自分で好きな作品を選んで、子ども自身にしっかりと思考を巡らせさせながら読ませることが大切です。
自分が本を読んで感動したものは、幼いながらにしっかりと自分の血肉になってくれます。子どもが名作文学を好きなのではなく、子どもが子どものままでいられる大切な本を選んでいるのです。
その素晴らしさという重要な部分を親が理解してあげられるように努めてあげれば、子どもは後から自分で名作文学を理解し、消化して吸収することができます。それを手助けしてあげるのが、読書と上手に向き合える子どもを育てることになり、親であるあなたの大きな役目といえるでしょう。
日本の偉人たちも本と向き合って心を鍛え、強く生きてきたのですから、芸術分野で子どもの頃に読書が好きだった人たちの多くは、その経験があると評価されています。
子どもが名作文学に興味をもたない場合
子どもが名作文学に興味をもたない場合は、現代もの「ドラえもん」を読んでもいいと思います。昔話と違って、登場人物にたいした役割を与えていないので、子どもにとって分かりやすい話が作られています。親が読むと、いっしょに笑ったり、共感したりする会話もあり、親子で楽しむことができます。
親がストーリーを理解し、主人公を親だと思って、子どもを子どもとして、物語の中で、親子が通じ合う瞬間もあります。読後は、思い出に残る本になるはずです。それから、パパママの本棚にある名作も、読み聞かせたほうがいいです。
おじいちゃん、おばあちゃんの顔が浮かんでくるくらいの感動的なエピソードの本があります。もし、読んだことがないのなら、子どもに読み聞かせたほうがいいです。子どもが絵本に出会ってくれたことは、宝物です。本を何冊も読んでいるというだけで、将来、親孝行してくれる子供になります。
親子の時間のある時に、何度も読みましょう。本は一生の宝になります。読書の習慣をつけることで、脳の活用度が高くなります。