子どもの遠視用メガネは高額で結構な支出になるので、きちんと療養費の申請をした方が良いです。申請ついての経験談は、こちらに書きました。今回は、子ども医療費助成制度を使うと「更にお金が戻ってくる」ということで、市役所で申請をしてきました。
関連:保険申請で7割もお金が返ってくる? 子供の弱視治療用メガネ
家族療養費が認められた!

家族療養費申請までの経緯
ちょっとおさらいになる部分もありますが、次女の遠視(要弱視治療)がわかったのは、学校の視力検査でした。すぐに眼科を受診し、弱視治療用メガネを作ることになりました。眼科の窓口で、「家族療養費」について教えてもらい、健康保険協会で申請してきました。支給決定とその内容については、約1ヶ月ほどでハガキで通知があるとのことでした。
先日、支給決定通知書が届きました(年末・年始を挟んだので、少し時間がかかったのかもしれません)。支給金額には上限がありますが、減額もなく満額支給されたようです。遠視用メガネは高額なので申請して良かったと思います。

健康保険の家族療養費とは
眼科で教えてもらった療養費制度をたよりに、健康保険療養費支給申請書を記入して、最寄りの健康保険協会で申請しました(他にも各種添付書類が必要です)。
医療費の全額を負担したときは療養費で払い戻しが受けられます。
健康保険では、保険医療機関の窓口に保険証を提示して診療を受ける現物給付が原則ですが、やむを得ない事情で現物給付を受けることができないときや、治療のために装具が必要になったときなどは、かかった医療費の全額を一時立替払いし、あとで請求して療養費(被扶養者の場合は家族療養費)として、払い戻しを受けることができます。
関連:健康保険療養費支給申請書(治療用装具の場合として、小児弱視等の治療用眼鏡も書いてあり、添付すべき書類も記されているので参考になります。)
弱視治療用メガネの給付金額(小学1年生:次女の場合)

次女は7歳です。治療用メガネが約6万円でした。メガネの場合、健康保険の給付金額の上限は 38,461円 なので、
38461 x 0.7 = 26922
の給付金額でした。満額が支給されたようです。
市町村によっては、更に子ども医療費助成制度でお金が戻ってくる!

健康保険協会で療養費を申請したとき、「支給金額には上限があるので、差額について子ども医療費助成制度で払い戻しが受けれるかも」と教えてもらいました。詳細は、各市町村ごとで異なるので、「あとは自分で調べて下さい」という感じでした。
療養費の支給でかなりのお金が戻ってきましたが、まだまだ手出しの金額は大きく、更にお金が戻ってくるなら申請しない手はありません。決定通知書が届くのを待って、市役所へ子ども医療費助成制度による「弱視治療用メガネの払い戻し」申請に行きました。
【ポイント】
子ども医療費助成制度の利用の際にも、領収書や作成指示書とかが必要になるので、書類関連はコピーしておくと良いです。
子ども医療費助成制度とは
自治体の子どもへの医療費助成は、対象年齢の違いに加え、同じ助成であっても「全額負担=無料」と「一部負担」の違いもあります。また「通院」と「入院」に対してそれぞれどう対応するのか、また助成そのものに所得制限を設定する自治体もあります。
・・・中略・・・
助成内容で家計負担も大きく変わってくる可能性もあるでしょう。住んでいる自治体での助成内容や条件、制限等を十分に確認しておくことが大切となります。知らないと損をする!国の制度をトコトン使う本 – 医療費助成/自治体 全国の自治体で進化する「子どもの医療費助成」
「子ども医療費助成制度」をインターネットで検索してみると、各市町村ごとの「子ども医療費助成制度」が表示されます。内容も少しずつ違っているようです。

住んでいる地域の市役所のホームページを調べてみてみたところ、治療用メガネの「払い戻し手続き」について書かれていました。ホント、こういうのは手続きをした人だけがもらえるのであって、知らないと損する!なぁと思いました。
市役所で申請してきました
住んでいる市町村のホームページで、子ども医療助成制度や弱視治療用メガネの払い戻しについて確認しました。必要な書類がないと申請できないので、事前にチェックしておくと良いです。
必要な書類・必要な持参品
- 健康保険協会からの支給決定通知書
- 医療機関からの遠視用メガネ作成指示書
- 遠視用メガネを買ったお店の領収書
- 保険証(子ども)
- 子ども医療証
- 印鑑(私の場合は、認め印でもOKでした)
- 振込先銀行の通帳
市役所の子ども課で書類を書いて提出
私の住んでいる地域では、弱視治療用メガネの払い戻し申請は子ども課で対応してもらえました。「子どもの弱視治療用メガネを作製したのですが・・・」と伝えたところ、すぐに申請用の書類を出してもらえました。
申請用の紙(1枚)に、住所・名前・子どもの名前 等を書いて、用途欄に「弱視用メガネ」と記入、あとは振込先の情報を書いて押印しました。記入が終わると、提出書類を全てコピーされ、各提出書類にも「提出済み」のスタンプが押されました。これで手続き完了でした(10分程度)。
どのくらいお金が返ってくるかは未確認です。支給には2ヶ月くらいかかるそうです。事前にハガキで通知があるとのことでした。
知らないと損をする!を実感 世の中で賢く生きるためにマンガで知識武装する

えっ、申請しないとお金戻ってこないの? 知らないと損する「国の制度」
今回、次女の遠視用メガネの療養費・子ども医療費助成制度を利用について、あちこち駆けまわって大変でしたが大変勉強になりました。国の制度について、「もっと知らなきゃ!」「知らなくて損してるかも!」という気持ちになりました。
一方で、大きな病気や人生のイベント・トラブルについては、「誰かが教えてくれる」「サポート体制がある」ということもわかりました。しかし、利用するには『申請が必要』だったり、『期限が決められている』だったり、『必要な書類が多い(文言1つ足りなくても受理されない)』ということを、しっかり理解しておく必要があります。
基本的な知識があれば あとは自分でも調べられる
国の制度については、市役所で相談したり・ホームページを使って自分で調べることができます。「家族の病気・ケガ」「転職やリストラ」「親の介護」など、実は色んな制度が準備されています。ただ、やり方になれるまで、知識のない私は以下のような点でつまづきました。
- 国の制度は事細かく決められていて、知識なしで「自分の状況下で利用できる制度」に辿り着くのは大変
- 最初から難しい本を読んでも「全然頭に入ってこない」
そこで、この本を読みました(すぐに読みたかったので、Kindle版で購入しました)。この本は、マンガが多く活用されているので大変読みやすかったです。身近でおこる、「あるある!」というトラブルをもとにストーリーが展開していきます。各テーマの終わりには文章や表による説明もあるので、しっかりと読むこともできます。
- ケガや病気で大変になったら?
- 出産・子育てのお金がないなら?
- 突然、親が介護になったら?
- 失業でお先真っ暗になったら?
- 住宅で困ったら?
扱っている内容は、いずれも知っておいた方が良い「国の制度」ばかりです。今回は、子ども医療費助成について勉強になりましたが、最近気になってきた「親の介護」についても、調べるきっかけになりそうです。